朱孝天(ｹﾝ･ﾁｭｳ):中国人は中国人らしく｢髪染めない!｣

●朱孝天(ｹﾝ･ﾁｭｳ):中国人は中国人らしく｢髪染めない!｣ (2005/03/31)

　台湾で生まれ､ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙで学業に励み､仕事の拠点を台湾や香港に置く朱孝天(ｹﾝ･ﾁｭｳ)は､この三つの地域に対する思い入れを語った｡31日付で中国新聞社が伝えた｡
　ｹﾝ･ﾁｭｳは､｢この三つの地域は､それぞれ異なる民族の色彩がある｡他のどの国と比べても､中国の伝統的な文化を感じられる場所だ｡今の多くの若者は､『私は香港人だ』『台湾人だ』『大陸人だ』などと言うし､僕もそうだったけれど､これからははっきりと『僕は中国人だ』と言える｣とｺﾒﾝﾄした｡
　また｢中国人であることを誇りに思う｣､｢儒教や道教などの思想をとても大事している｡中国人の思考には､どの国もまだ追いついていないだろう｣などと誇らしげに語った｡
　さらに､｢僕は生まれてからこのかた､黒髪､黒い瞳､黄色の肌を持つまじりっけのない中国人だ｡髪の毛を染める人も多いけれど､僕は染める気はない｡中国人は､中国人らしくあるべき｣などとｺﾒﾝﾄした｡
　今年1月にﾘﾘｰｽしたｿﾛｱﾙﾊﾞﾑ『On　Ken’s　Time』の中に､広東語の歌が収録されていることについては､｢僕にとって､広東語の歌は､単なる環境の違いによるもの｡台湾では自分と広東語を話す人がいないから収録も順調ではなかったけれど､香港ではわりと楽に収録が進んだ｣とｺﾒﾝﾄ｡
　また､｢木で作ったような音楽が好き｡つまり､頑丈な感じがして､聞けば聞くほど好きになる｡もっと聞いてみたいと思える歌｣と音楽に対する思いを語った｡(編集担当:田村まどか)

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