『天下無賊』:上映1日目で海賊版､関係者ため息

●『天下無賊』:上映1日目で海賊版､関係者ため息 (2004/12/16)

　話題映画『天下無賊』の海賊版が､上映からわずか1日で北京市内に出回り始めた｡制作会社の広東中凱文化発展有限公司は､｢ここまで早く出回るとは思わなかった｣とため息を漏らしている｡14日付で中国新聞社が伝えた｡
　広東中凱文化発展有限公司と華誼兄弟太合文化経紀有限公司は､上映15日目から､VCD､DVDなどの映像ﾃﾞｨｽｸを制作することで合意｡海賊版防止策も策定した｡しかし､上映からわずか1日で､映画館で撮影した海賊版｢槍版｣が出回り始めたという
　広東中凱文化発展有限公司によると､すでに中国全土の都市で『天下無賊』の海賊版が出回っており､北京､広東(ｶﾝﾄﾝ)省･広州(こうしゅう)市､上海市などで特に深刻な状況にあるという｡
　また､路上などで販売されている『天下無賊』のﾃﾞｨｽｸはすべて海賊版で､正規版のものは1枚もないという｡さらに､観客の笑い声や咳などの雑音が入り､画像もはっきりしていない｢槍版｣がほとんど｡そのため､安い正規版だと騙されて購入した人からは強い不満の声が上がっているという｡
　『天下無賊』は､正月映画として公開前から話題の映画｡ちなみに対抗馬は『功夫(邦題:ｶﾝﾌｰ･ﾊｯｽﾙ)』だ｡(編集担当:田村まどか)

(C)ｻｰﾁﾅ

韓流･華流ニュース[一覧]