広告ばかりの春節特番に視聴者｢ｶﾞｯｶﾘ!｣

●広告ばかりの春節特番に視聴者｢ｶﾞｯｶﾘ!｣(2010/02/19)

13日の夜8時から放送開始したCCTVの年越しﾃﾚﾋﾞ番組『春節聯歓晩会』｡毎年の恒例となっている人気番組だが､視聴者からは失望の声が寄せられているという｡

今年の『春節聯歓晩会』は､中国の歌姫･王菲(ﾌｪｲ･ｳｫﾝ)と台湾のｱｲﾄﾞﾙｸﾞﾙｰﾌﾟ･小虎隊の復活や､ﾏｼﾞｼｬﾝ･劉謙(ﾘｭｰ･ﾁｪﾝ)の出演､趙本山(ﾁｬｵ･ﾍﾞﾝｼｬﾝ)のｺﾝﾄなどが大きな話題となっていた｡しかし､実際に始まってみると趙本山のｺﾝﾄの最中にCMが挟まれたり､劉謙がﾏｼﾞｯｸに使ったｼﾞｭｰｽのﾒｰｶｰを提示するなど視聴者が興ざめする場面があったため､ﾈｯﾄ上では｢出演した芸能人は､ｽﾎﾟﾝｻｰのｲﾒｰｼﾞｷｬﾗｸﾀｰなだけ!｣や｢おもしろい要素が減り､CMばかり増えた!｣と批判が相次いだ｡

実際､2002年には2億元(約27億円)だった同番組の広告収入は､2009年に5億元(約67億円)にまで増加｡2010年の広告収入は6.5億元(約87億円)を超えるとまで言われている｡各ﾃﾚﾋﾞ局の間で壮絶な視聴率争いが繰り広げられる春節(旧正月)特別番組｡CCTVは視聴率と広告費の獲得に必死のようだ｡(編集担当:鈴木菜歩)

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