寅年生まれのｽﾀｰを紹介:2～ﾄﾆｰ･ﾚｵﾝ～

●寅年生まれのｽﾀｰを紹介:2～ﾄﾆｰ･ﾚｵﾝ～(2010/02/18)

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1962年6月27日生まれ､今年48歳の年男･梁朝偉(ﾄﾆｰ･ﾚｵﾝ)を虎で表現するとしたら｢情多き虎｣｡映画『ﾗｽﾄ､ｺｰｼｮﾝ(原題:色，戒)』では性愛に狂う虎のような男を演じたが､実生活は優雅で静かな男性だ｡

｢僕はただ演じることが好きなだけ｡お金欲しさや､有名になりたいために俳優をやっているわけではない｡好きな作品にしか出演しないし､求めているのは精神のﾊﾞﾗﾝｽと発散｡演じることで､自分の中に潜んでいるものをすべて発散できるが､それが本当の僕の姿だとは誰も気付かないだろう｡そして演じること以外に僕が何をできるのかなんて､自分ではさっぱりわからない｣と語っている天性の俳優ﾄﾆｰ｡｢僕にとっての完璧な愛情は､母親との関係｡どんな失敗を犯しても､許してくれる愛情だ｣と心の傷を感じさせる発言も残している｡

寅年の2010年､ﾄﾆｰは王家衛(ｳｫﾝ･ｶｰｳｧｲ)監督の待望の新作映画『一代宗師』で､なんとｶﾝﾌｰｽﾀｰを演じる｡ｱﾝﾆｭｲな役を演じることが多い彼にとって､大きな挑戦だと言えるだろう｡ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄでは､20年来のﾊﾟｰﾄﾅｰで08年に結婚した劉嘉玲(ｶﾘｰﾅ･ﾗｳ)の妊娠説が度々飛び交うが､｢仕事が忙しすぎて子供を作る余裕や時間がない｣と嘆いているという｡寅年に子どもを誕生させることが､彼の一番の任務なのかもしれない｡(編集担当:饒波貴子･黄珮君)

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