●『2046』:監督メンツ潰れ、金馬奨ボイコット?(2004/11/25)

 台湾アカデミーの異名を持つ「第41回金馬奨(ゴールデン・ホース・アワード)」が、今年12月4日に台中(たいちゅう)市で開催される。しかし、「最優秀ストーリー賞」などにノミネートされている映画『2046』の出演者が、授賞式に全員欠席する可能性が高まっている。24日付で中国新聞社が伝えた。
 『2046』は、「最優秀ストーリー賞」以外にも、梁朝偉(トニー・レオン)が最優秀男優賞に、章子怡(チャン・ツィイー)が最優秀女優賞、クリストファー・ドイルらが「最優秀撮影賞」、張叔平(ウィリアム・チャン)らが「最優秀美術デザイン賞」に選ばれるなど、全部で映画及び出演者が八つの賞にノミネートされている。
 出演者が全員欠席と報じられた原因は、王家衛(ウォン・カーワイ)監督が「最優秀監督賞」にノミネートされなかったためと、中国メディアは分析。「中国映画界を代表する巨匠が面子まる潰れ」などと伝えた。
 制作会社の澤東公司は、「(授賞式への)出演を禁じているわけではない」と説明。トニー・レオンは韓国で映画『韓城攻略』、チャン・ツィイーは米国で映画『Memoirs of a Geisha(邦題:さゆり)』の撮影中など、仕事のスケジュールが詰まっていて、時間を割くことができない状態だと釈明している。
 さらに、八つの賞にノミネートされたことに対し、「とても感謝している」とし、スケジュール調整に努める方針を示した。しかし「最終的に誰も出席できなかったら?」との質問には、「努力はするつもりだが、(そうなったら)仕方がない」とコメントした。(編集担当:田村まどか)
(C)サーチナ


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