●『無極』:来年カンヌ映画祭など出品、全米公開も (2004/11/16)

 陳凱歌(チェン・カイコー)監督の力作『無極』が、カンヌ映画祭で短編予告編として上映され、ベネチア映画祭の開幕セレモニーでも上映される可能性が高まっている。15日付で中国新聞社が伝えた。
 陳凱歌監督は、『無極』のクランクイン当初から、目標を国際市場に定め、撮影を進めてきた。すでに、撮影は映画の後半部分に突入。もともと、来年夏の「第57回カンヌ映画祭」に出品する予定だったが、撮影終了の時期が決まらなかったこと、今年のカンヌ映画祭で『2046』が不評だったことなどを考慮し、第58回映画祭に出品することを決定したという。その後、「第62回ベネチア映画祭」への出品も予定している。
 なお『無極』の全米公開は2005年初となる予定。米国では、『臥虎蔵龍(邦題:グリーンデスティニー)』『英雄(邦題:HERO)』などが高い評価を受けており、『無極』はそれに続く中国映画として期待度も上昇しているという。(編集担当:田村まどか)

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