●張芸謀(チャン・イーモウ)監督:次回作間近、テーマは日本の父子 (2004/11/09)
中国映画の巨匠と称される張芸謀(チャン・イーモウ)監督の新作映画の撮影が、今月中旬から雲南(うんなん)省でクランクインするもよう。8日付で中国新聞社が伝えた。
新作映画の背景は1920年代。日本人の「父子愛」がメインテーマで、日本人男性と中国人女性との愛も描かれるという。
この新作映画に、高倉健が出演するかどうかをめぐり、日中間のメディアではさまざまな議論が交わされてきた。
『十面埋伏(邦題:LOVERS)』の制作会社、北京新画面影業公司の張偉平・董事長は、「高倉健は、張芸謀監督が最も尊敬している俳優だ。2人は2000年に東京で開催された『我的父親母親(邦題:初恋の来た道)』の上映会で知り合って以来、一緒に作品を撮ることで意気投合。監督は、『LOVERS』の撮影以前に、新作映画の台本制作を始めていた」とコメントした。
さらに、「雪景色を撮りたいという監督の意志を尊重し、雲南省と日本で撮影を行なう」とした。
また、「撮影では、ハードなアクションもあり、撮影スケジュールも昼夜逆転に近い状態。70歳を過ぎた高倉健には厳しいことだが、できるだけスタントマンを起用しないでほしい」と求めた。(編集担当:田村まどか)
(C)サーチナ
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